20100918@Abel Tasman,Nelson,NZ
海外のトレイルを36km走ること。
それは、ほんの少し前まで、自分には関係のない世界だった。
頭では「へっちゃらだよ」って思っていたのに。
体は正直なもので、ニュージーランドについたとたん、胃痛に悩まされた。
レース当日の朝。
受付するときは、自分がココにいることが信じられなくて。
ずっと地面から浮いている気分だった。何もかもが、上の空。
レースがスタートして。
頭の中は、大パニック。
レース中盤以降。
自分の意思とは関係なく、足が前に出なくなった。
アスリートのMちゃんがペーサーをしてくれて。
なんとか気力だけで走り続けた。
体は、高熱をだした時のように、熱く、痛くて。
頭はボーっとしてきて、節々が痛い。
上り坂でMちゃんが背中をそっと押してくれたとき。
これも、自分の意思とは関係なく、涙が溢れた。
苦しいからなのか
ありがたいと思ったからなのか。
今でも、あの、涙の意味がわからない。
30km以降、うわ言のように、独り言を呟きながら走り続け。
6時間走り続け、ゴールで待っていてくれたMさんの胸に飛び込んだ。
まったく、声がでなかった。涙がぼろぼろ落ちてきた。
あの時、持てる力を全部出し切って、抜け殻になって帰ってきた。
「もう、走らなくていいんだよ、もう、終わったんだよ」
先にゴールしたNの言葉に、号泣した。
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正直なところ、もっともっと、走れた気がする。
まだまだ、自分の持てる力を出し切っていない気も、する。
レースが終わって安堵している気持ちよりも、悔しさのほうが、大きい。
だから、来年。
もう一度、同じレースに出たい。
1年ごとに、自然と肉体は衰えていくのだろうけど、
衰えていくスピードに抗って、走れる体を作って。
あのレースに毎年出ることをライフワークにすること。
これが、今の、人生の目標。
:)
