GW後半に世界遺産の島へ行きます。 どのような場所に旅立つにしろ、旅の前には不思議なほどに高揚感に満たされるはずが、今度ばかりは悲しいほどに感じることができないのです。むしろキャンセルしてしまおうかと、非情な決断が頭をよぎります。困ったほどに。
たぶん、何かの、リズムがあわないのだと思うのです。
世界遺産の島で、数人の友と合流をします。
その中にKという男がいるのですが、彼を見ているとMilesDavisを思い出します。私はMilesのこともKのことも良くしりませんが、多の中にいても己を見失わないリズム・・・独自のリズム感じるのです。
MilesDavisを聴いて、少し彼らのリズムに気持ちをゆだねようと思います。 そして、Milesの口グセだった"So What?"な気分で旅立とうと思います。
So What = だからなんだよ!

贅沢な時間にふれたいときは、銀座へ行きます。
まだ外が明るいうちに会社をでて、電車を乗り継ぎ、銀座へ。その足で、日劇やシネスイッチへ向かう。特別に見たかった映画ではなく、時間がちょうど良いから、という理由だけで映画を決め、チケットを購入する。上映までの時間、お茶をしたり、軽くご飯を食べたり、あてもなく散歩をしたりする。
何か特別なことをするわけじゃない。
だけど、こんな時間の使い方に幸せを感じるのです。
ほんの、ささやかな、贅沢。
今回見た映画は、「さよなら。いつかわかること」
なんの期待もなく見た映画でした。なのに。クライマックスの海辺のシーンでは、声をあげて泣くほどに感動してしまったのです。この映画が隠れた名作であることもさることながら、休日前にひとりで過ごす時間であったから、心の涙腺が緩んでしまったのだとも、思うのです。
銀座で過ごす一人の時間は、ほんとうにささやかですが、贅沢な時間です。
友と太平洋を望む海岸で手作りサンドイッチを食べる。レジャーシートを敷いてサンドイッチをつまみ、昼間からワイン片手にゆるりガールズトーク。どことなく感性の似ている彼女と私との会話における着地点は「人との相性はリズムが大切」ということ。なんとも抽象的な着地点なのだけど、あぁ、そうなのだよねぇ・・・と妙に腑に落ちる着地点。帰り道、友と別れて手にとった本は、松浦弥太郎のくちぶえサンドイッチ。ここでいうサンドイッチとは、良書のことを指すのだけど、海辺で頬張ったサンドイッチと、そこで話したガールズトークと、松浦弥太郎のこの著書は、どこかイメージの重なる良書。Oliveを読んで育った娘ならば琴線に触れるフレーズだったり、心がぽっと明るくなるような一文が山のように連なる本なのだけど、その中でも、うーむ、今の気持ちにぴったりね。と思った一文をば。「愛想の良さはとびきりだが、簡単に誰とも仲良くなろうとしない。どっちつかずという考えは、生まれつきの性格が許さず、やるかやらぬか、好きか嫌いか、どっちかだ。普通は、という言葉はいやでも口にせず、安定すれば、それはすぐに壊し不安定で新しいことだけに生きがいを知る」