
20110102@Ko Chang,Thailand
「天使の前髪をつかむ」
まさに今回はそんな旅だったのだと思う。
いろんな偶然が重なって、タイの島々を旅するチャンスをつかんだ。
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ずっとずっと怖かったシュノーケル。
一緒に旅した中に、海の男が3人いた。
だから、もし、何かあっても、必ず助けてくれる・・・。
そう信じて、K君に半ばなだめられながら、海へと入った。
だけど、足のつかない水深で泳げない私は、シュノーケルをつけて、ふつうのリズムで息ができない。足が震える。目が泳ぐ。体に力ばかりが入る。
すると、傾きかけた夕日に照らされ、ウソっぽい笑顔を浮かべたK君が「お魚さんがたくさんいるよ~。ゆっくりね~。大丈夫よ~。」と、彼独特の柔らかい声で言う。そのウソっぽい笑顔と間延びした語り口で、ガチガチだった体の力がすぃ~と抜けた。
そして。生ぬるい海水にぷかぷか浮かんで、魚や、ゆらゆらと海中に差す光を眺めていたら。なーんか、いろんな、どうでもいい考えが頭から抜けていく。なんてキモチいい感覚なんだろう。ちょっと頑張って山を走るのとは違う気持ちよさが体中を、ゆっくり、駆け抜ける。
もし、あのタイの旅を掴むことがなかったら。
もし、あのタイの旅に海の男たちがいなかったら。
こんなに気持ちよくって楽しい感覚を、ずっと知らないままだった。
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ひとりになりたかったはずなのに。
人と距離を置いて過ごそうと思っていたのに。
やっぱり、人は、一人では生きられないということ。
人がいるから、沢山のことに気がつくということに。
改めて気がついてしまった旅だった。
幸先のよい、2011年の幕開け。
;)