2011/06/13

岩手で100km駅伝に参加してみた


20110612@Iwate

あの震災から1ヶ月たった頃、岩手出身のOから「岩手で100km駅伝あるんだけど一緒にでない?」とお誘いを受けた。軒並み、ランレースが中止になったというのに、被災地の岩手で開催されるこのレース。

ヒト・コト・モノ

それぞれに考え方や、そのときの状況はあるけれど。私は、こういう世の中だからこそ、人はどんどん動くべきだと思うし、お金も使うべきだと思っている。「できない状況」を考えるよりも「できるようにする方法」を考えることが大切だとも思っている。不安を抱えるより、やってみることが大切。

だから。

このレースには是非とも参加したい!と思った。今の自分にできることは「かの地へ行き、多少なりともお金を落とし、微力ながらも現地の経済が回るようにすること」だ。そして、最も大切なことは、「走ることで自分が元気になること」


レース当日。


夜も明けぬ朝4時にスタートしたこのレース。今まで参加したどのレースよりも、会場の空気が気持ちいい。スタッフの手際よさ、参加者達の熱意、ボランティアのおばちゃんたち・・・東北のヒトってなんて気持ちがあったかいのだろう。。。。朝の空気のなか、少しの間ひとりになって、そんなことを考えた。震災後、「東北のヒトだからこの状況を<静かに>乗り切れるんだよ」と人々はいう。だけど、ただ静かなだけじゃない、東北の厳しい自然のなかで培われた熱く、暖かい、パワーが彼らのなかにある気がする。なによりも、都会人が忘れてしまった、人への暖かさが、パワーの源になっているようにも思った。



そして、9:55。
自分へ襷が回ってきた。

襷は、沿岸の被災地から山間部へ避難し、レースが行われる地で未だ避難生活を送っている方々が編んでくれた毛糸の襷。


山間部に伸びる真っ直ぐな道の両側には、椅子を並べお茶を飲みながら声援を送ってくれるお婆ちゃんたち。ポツンポツンと立つ家々からは、小さな子供とお父さんが声援を送ってくれる。決して派手でもなく、熱のこもった応援でもないのに、心から嬉しくなるのは何故なのだろう。

柄にもなく、笑って、「ありがとー」と言い、手を振りながら走る。レースでこんな、穏やかで暖かい気持ちになったのは初めてだ。あの空気感は都会では味わえない。



そして最終走者のBがゴールしたのはスタートから9時間半後。
7人のメンバーで岩手を100km走り抜けた。



震災直後、いろんなところで、人の温かさを感じた。
そして、人は一人では何もできないとも感じた。

今回この駅伝では。ひとりでは100kmを走りきれないけれど、仲間がいること、襷を繋ぐという行為が、人の気持ちを奮い立たせるものだ知った。



岩手で過ごした時間で感じたことは、まとめきれない。
久々に、気持ちが、ふわっと上がる週末だった。


いい時間だった。


:)

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